高齢社会の進展とともに誰もが認知症になる可能性があり、私たち一人ひとりにとって身近な課題となってきています。一方で、ケアの現場では「認知症の人のために」という視点が中心となっており、「認知症の人とともに」という視点で関わり方への理解や実践が深められていません。このギャップを埋めるためには、ケアのあり方そのものを見直す必要があるのではないでしょうか。
そこで、本シンポジウムでは、主に認知症の人と介護職がアート活動に取り組んだ実践事例を紹介し、日常のケアがどのように変化し、新たな関わり方やコミュニケーションが生まれたのかを具体的に考えます。さらに、認知症ケアの場における「アート」がもたらす可能性について探りながら、共創によるこれからのケアの形を皆さんとともに描く新たな一歩にします。
シンポジウム「共創するケア ~認知症ケアの場におけるアートの可能性~」
●日時:2025年3月8日(土) 14時~17時
●開催方式:対面とオンライン(zoom)のハイブリッド形式
・対面:九州大学大橋キャンパス デザインコモン2F
・オンライン:zoom ミーティング
●定員:対面・オンライン各100名程度(先着順)
●参加費:無料
●対象者:誰でも参加可能
・福岡市内の介護専門職、文化関係者、認知症に関わりを持つ人
・全国の認知症に関わりのある人/認知症に関心がある人 など
●主催:九州大学大学院芸術工学研究院 中村美亜研究室
●協力:ラボラトリオ株式会社、NPO法人ドネルモ
●後援:福岡市、公益財団法人 福岡市文化芸術振興財団
●お申込み:下記の申込フォームにご入力ください
(オンライン参加を希望される方には、事前に開催日当日のZOOMミーティングID等をお知らせいたします)
申込みフォーム https://forms.gle/Ggm5bWdGXiyzLyfM6
●プログラム(敬称略):
・趣旨説明 中村美亜(九州大学大学院芸術工学研究院 教授)
・アート体験 吉栁 佳代子(演劇人チーム結実企画/九州大谷短期大学 准教授)
・実践紹介①「共に創るアートワークショップ:重度認知症デイケアうみがめでの取組」
・実践紹介②「足立邦栄会でのアートに関する取組」※オンライン登壇
野崎 建治郎 氏(社会福祉法人足立邦栄会 足立ブロック事務長 情報マーケティング部長)
・トークセッション「介護現場におけるアート活動実践」
野崎 建治郎/勢島 奏子(医療法人すずらん会たろうクリニック 認知症デイケアうみがめ 担当医)/矢野 美代子・前原 路(NPO法人福岡地域福祉サービス協会小規模多機能ホームひまわり大楠)/櫻井 香那(NPO法人ドネルモ)/南 伸太郎(ラボラトリオ株式会社・ファシリテーター)
【お問い合わせ先】
ラボラトリオ株式会社 長島洋介(シンポジウム運営担当)
E-mail:event(アット)laboratorio-lp.com ※アットの部分を@に変換ください
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