大学院生募集

九州大学大学院芸術工学府の中村美亜研究室では、文化政策、アートマネジメント、アートとケア、アートベースリサーチなどに関する研究を行う修士・博士の学生を募集しています。

修士課程は未来共生デザインコースに属し、アート、社会デザイン、環境デザインなどの幅広い科目を受講しながら専門を深めていきます。

博士課程は、研究テーマに関するアドバイスを複数の教員から受けながら、指導教員とともに研究を深めていきます。

修士・博士課程の受験をする前に、研究生として入学することも可能です。

入学希望者は、1)履歴書、2)研究業績書/論文等のサンプル、3)研究計画書を事前に教員に送付し、受け入れの可能性について相談してください。募集〆切間際の相談は受け付けません。遅くとも1ヶ月前までには連絡を取るようにしてください。

入試・入学の詳細については、こちらのページをご覧ください。


研究室では、学振の特別研究員(PD)など研究員の受け入れも行なっています。

大学院生・PDの研究紹介

学生の研究テーマの一部を紹介します。


修士論文のテーマ

  • 平原早和子「参加者に安⼼感をもたらす認知症カフェ『さろ〜んちくし野』:主体性を誘発する関係性とその仕掛け」(2022年度修了)
  • 菅野鈴子「⾳楽と関わる居場所:そこでの⾳楽の役割と固有性に着⽬して」(2022年度修了)
  • ミササ「DV被害者にエンパワーメントをもたらすアートプロジェクト:安全な場づくりと共創のあり方」(2022年度修了)
  • Yu Riji「オンライン展示を通した社会包摂の実現可能性:LGBTアートの事例を通して」(2022年度修了)
  • 黄敏旻「地域課題に向き合うアートプロジェクトにおけるリーダーの役割」(2021年度修了)
  • 菅本千尋「現代におけるドラマトゥルギー
:舞台照明スタッフの演劇づくり参加をめぐって」(2021年度修了)
  • 松井志穂「芸術のアウトリーチ活動:ワークショップの現場で起こるアーティストの意識変容(2018年度修了)
  • 後藤渚「聴覚障害者は社会的つながりをどのように獲得できるか:コミュニティ音楽療法のプロセスに注目して」(2018年度修了)
  • 熊谷麻友子「体験型アートツアーにおける出来事と体験の分析方法の提示」(2016年度修了)→ 熊谷 麻友子、中村 美亜(2018)「アートツアーにおける出来事と体験の分析」アートマネジメント研究 vol. 17-18, pp. 72-87


博士論文のテーマ

  • 梶原千恵「東日本大震災後のアートプロジェクト ―災害伝承の担い手育成への示唆」→ 宮城教育大学 教育学部・准教授
  • Claire Ji Shing Yao, "Empowering Young Women Through Arts-Based Education" (in process)


PDの研究テーマ

  • James Jack,  "Socially Engaged Art in Pacific Island" (2016-2017年度) → 早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部・准教授
  • 南田明美「包摂的芸術文化制度に関する日星比較研究:終末期を迎えた人とその家族のために」(2020-2021年度)→ 静岡文化芸術大学 文化政策学部・講師