東京文化会館『社会包摂につながるアート活動のためのガイドブック』

東京文化会館の『社会包摂につながるアート活動のためのガイドブック』についてお知らせしたところですが、もう一冊、別の報告書が公開されたのでご紹介します。こちらは地味ですが、多様な人との共創的なアート活動に興味のある人には、是非とも読んでいただきたい内容です。『ガイドブック』は一般向けですが、こちらの『報告書』は実践者向けです。

主な内容は、

1)この道の世界的第一人者ヒュー・ナンキヴェルさんの「ワークショップ・リーダー向けトレーニング」に関する記述

2)「音の砂場」というユニークなワークショップを20年にも渡って発展させてきた鈴木潤さんへのインタビューや、トレーニング参加者へのインタビュー。

3)こちらもベテランの体奏家の新井英夫さんへのインタビュー。ワークショップをファシリテーション するための極意(!)が披露されています。

で、ほんとに大切なことばかり書かれています。ぜひご覧ください〜。

それにしても、これだけの内容を企画した 杉山 幸代さんはすごいなって、つくづく思います。「これだけじゃないです!他にももっとあります!」って怒られそうですが(笑)。

東京文化会館の『ガイドブック』や『報告書』は、こちらのサイトに掲載されています。「高齢者向け音楽ワークショップの検証」(こちらは同志社女子大の日下先生のお仕事)もおすすめです。

「あらゆる人が音楽で交流できる社会をめざして」

https://www.t-bunka.jp/about/on_stage.html

中村美亜 研究室 Mia Nakamura's Lab

九州大学大学院芸術工学研究院 中村美亜研究室のウェブサイトです。文化政策、アートマネジメント、アートとケア、アートベースリサーチなどの研究を行っています。これらの分野の大学院修士・博士課程の学生を募集しています。